ブログは誰に向かって書くものでしょうか?
誰に読んでもらいたいですか?
もちろん多くの方に読んでもらいたい。
そう思いますよね?
ですが、読まれるブログにするためには、
「私」から「あなた」へ、1対1で語りかけることが大前提となります。
それは、
自分が読み手となった時、「みなさん、いかがですか?」と聞かれるよりも、
「あなたはどう思いますか?」と聞かれた方が、自分に対して書いているということが、
伝わってきますよね?
自分のこととして、その文章や内容が捉えやすくなります。
今回はこうした 読まれるブログにするための表現と
知らないうちに使ってしまう、矛盾した表現について解説していきます。
注目されない呼び方とは?
ブログを書いていると、多くの読者さんを想像して、つい使ってしまう、
「みなさん」という呼び方。
わたしも、ブログの中で、よく使っていました。
「みなさん、雪道気をつけて歩いてくださいね!」
「こういう時、皆さんだったらどうしますか?」
例えれば数知れず、毎日 ブログで「みさなん!」と呼び掛けていましたが、
読み手になったらどうですか?
「わたし」のことじゃないでしょ?
と思ってしまうでしょう。
それは、街中でのお店の呼び込みのように、「はい、みなさん、ここの商品安いよ!」
といわれても、自分に興味ないものだったら、通り過ぎてしまうのと同じです。
人は自分には関係ないことには注目しません。
ですが、「はい、そこのお姉さん!」と言われたら、一瞬、立ち止まるかもしれません。
「そこの」「おねえさん」と言われたら、自分のこととわかりますよね?
自分を呼び止めたとわかるから、一瞬でもそのお店、商品に注目することができるのです。
ブログでも同じことで、呼び止める相手を絞ることで、注目されやすくなります。
逆に注目されにくいのは
「みなさん」という呼び方となります。
読まれるブログにするための表現
自分のブログの読者さんの中で、性別や年齢層を想定できる場合も、
読者さんの層を特定できない場合でも、
ぜひ、使ってほしい表現は
「あなた」です。
読まれるブログの大前提は1対1で語りかけることと、お話しした通り、
ブログはまさに「わたし」から「あなた」への手紙。
多くの方が読んでいても、「書き手」である「わたし」から「読み手」である「あなた」
と呼ぶことで「あなた」は自分に対して、呼び掛けてくれていると感じ、
注目されやすく、読まれるブログとなっていくのです。
気付かないうちに使ってしまう、矛盾した表現
先ほども書いたように、読まれるブログにするために
「あなた」という表現を使い、
ひとりに対して語りかけるようにブログを書いたとしても、
思わぬ、トラップに引っかかってしまうことがあります。
それはありがちな罠とでもいいましょうか、つい、やってしまう表現。
「寒い冬、冷え性のあなたに、身体を温めるためにおススメの食材があります。
それは 生姜(ショウガ)です。
紅茶にショウガを入れる方もいることでしょう」
よく読んでみてください。
書き手は冷え性の「あなた」に身体を温める食材を紹介したいのですが、
書き手の中では大勢の「あなた」の中にこうした使い方をしている複数人を思い浮かべている。のです。
これは1対1で語りかけながら、「○○な方もいるでしょう」と多くの人にも当てはまる表現をしている、「矛盾した表現」となってしまっています。
個人に話しかけているのですから、「○○な方」というのもおかしなことになりますので、
注意しなければなりません。
ブログはあなたへの手紙
特定の個人に書いたブログだとしても、その表現に矛盾があったら、何気なく読んでいても、心に届かないブログとなってしまいます。
「あなた」という表現を使って書いても、思わぬ矛盾に気付かず、書いてしまうことがあるのはテクニックにとらわれ、気持ちを忘れてしまうから。
本当にある特定の個人のイメージを頭に浮かべて、その人のために書いたなら、
矛盾のない、本当の手紙のように相手の心に響く、読まれるブログとなっていきます。
あなたの読み手への想いを込めた文章。
自然な気持ちを大切に、書いていってくださいね。